ブルーベリー [くだものの花]
<新潟県妙高市> 生の果実はやっぱり違いました。ジャムやお菓子などで味は知ってたけど、加工したものよりも生は数倍おいしい。最近はすっかりおなじみになったブルーベリーですが、木に生っているのを見たものは、この時が初めてでした。実の色は黒に近い濃紺色で、ブドウの巨峰などの色に似ています。貧乏性なので、最初、1粒を口の中に放り込んだのですが、「1粒じゃ味がわからないから、こうやって数粒まとめて口に入れるといいよ」と、農園の人に教えてもらい、5、6粒まとめて口の中へ。ホントだ、おいしい!!
甘味と酸味のバランスがよく、ブドウよりもマイルド。鳥たちもおいしさがわかるのか、ブルーベリーの実を好んで食べるため、収穫時期になると防鳥網を張らなければならないそうです。時々500円硬貨ほどの大きなものも採れるというので、園内をあちこち探しましたが、見つけられませんでした。
ブルーベリー園の一角から、木々の間に妙高山が望めました。高原の涼やかな空気の中、おいしく育っていくブルーベリー。スーパーのフルーツ売場でサクランボのように粒を揃えてパックに詰めた、高価な「よそゆき」ブルーベリーを見かけますが、あれだと1粒ずつ食べちゃいそう。ブルーベリーはやはり、豪快に頬張ってこそ、おいしさがわかるくだものですね。
撮影/'98.5.22
甘味と酸味のバランスがよく、ブドウよりもマイルド。鳥たちもおいしさがわかるのか、ブルーベリーの実を好んで食べるため、収穫時期になると防鳥網を張らなければならないそうです。時々500円硬貨ほどの大きなものも採れるというので、園内をあちこち探しましたが、見つけられませんでした。
生のブルーベリーを初体験したのは、長野県との境に位置する新潟県妙高市の妙高高原にあるブルーベリー園(現在は閉鎖してしまったようです)。日本の草分けである長野県信濃町の農園が、栽培を始めたのが1973年。妙高高原のここのブルーベリーは、その信濃町の農園の木を譲り受け、増やしていったものだそうです。日本のブルーベリー栽培の歴史って、まだ浅いんですね。生の果実がなじみないのも無理はないかも。園内にはさまざまな種類のブルーベリーが植えられていて、ブルーベリー狩りが楽しめました。
ブルーベリーはツツジ科で、同じベリーと名がつきますが、バラ科のストロベリーやラズベリーとは分類が異なります。花はスズランに似た白い釣り鐘状で、枝に群がるように咲きます。なかなかに愛らしい。虫がつきにくく、栽培が簡単なことから、庭木や鉢植え用の果樹としても最近、注目を集めているそうです。花の鑑賞用として栽培してみるのもいいかもしれませんね。この花が実を結ぶと淡緑色になり、次第にピンクがかってきて、さらに濃紺色になると食べごろとなります。ブルーベリー園の一角から、木々の間に妙高山が望めました。高原の涼やかな空気の中、おいしく育っていくブルーベリー。スーパーのフルーツ売場でサクランボのように粒を揃えてパックに詰めた、高価な「よそゆき」ブルーベリーを見かけますが、あれだと1粒ずつ食べちゃいそう。ブルーベリーはやはり、豪快に頬張ってこそ、おいしさがわかるくだものですね。
撮影/'98.5.22
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