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花の島 [山で出逢った花]

<新潟県佐渡市>花の島01.jpg 何かに夢中になる“きっかけ”というものがあります。2年前の春、誘われて参加した山登り。大学の薬草学の先生がいっしょだったことから、花の名前や特徴などを教えてもらいながら登りました。花の名がわかると俄然、興味が湧いてきます。今まで自分の中で名もなき雑草だったのが、名を教えてもらったことをきっかけに、忘れられない山野草へと変わりました。

花の島02.jpg その時登ったのが、日本海に浮かぶ佐渡ヶ島のドンデン山と、そこから金北山への縦走です。花の島ともいわれる佐渡ヶ島ですが、よく知られたトビシマカンゾウやイワユリは、何度も見たことがあります。けれど、何度も訪れているのに、これまでは「花の島」というのがピンとこなかったのです。

 アオネバ入口から登山開始。するとすぐさま、先生が足を止め、花の写真を撮り始めます。花の名前を先生から教わり、いっしょに写真を撮って名前をメモしました。もう、この連続です。花の種類が多すぎて、とても覚えきれるものではありません。それでも、サンカヨウ、エチゴキジムシロ、ヤマトグサ、ヒトリシズカ、キクザキイチゲはしっかりと覚えました。花を探しながら登ったので、さほど山登りのキツさは感じなかったです。

花の島03.jpg花の島04.jpg花の島05.jpg花の島06.jpg

 この日はドンデン山荘で1泊。さすがに、花の最盛期だけあって、山荘は満員でした。翌日は、ドンデン山荘から佐渡最高峰の金北山への縦走です。ガイドをお願いしたのですが、テニスの錦織選手によく似たイケメン!! 縦走路に向かう途中、シラネアオイの群生地を教えてもらいました。昨日、脇を通ったのに気づかなかったのですが、舗装道路から少し入ると、不自然なくらいシラネアオイが密集して咲いています。人の手で植えたのかと思ったら、自然の群生だとか。

 ガイドさんの後に付いてゆっくりしたペースでアップダウンを繰り返し、いくつかのピークを越えながら金北山の山頂を目指します。途中、ふと後ろを振り返ると、先生の姿がありません。しばらくすると、猛ダッシュで先生が追いつきます。どうやら、また花を見つけて写真を撮っていた様子。佐渡が初めてという先生にとって、宝の山なのでしょうね。金北山に近づくとまだ残雪があり、登山道に雪解け水が流れ込んで川のようになっています。そんなところにぽつんとシラネアオイが花を咲かせていました。群生もいいけど、逞しく咲くシラネアオイも素敵です。佐渡ヶ島は、まさに花の島でした。

()シラネアオイ ()サンカヨウ (下・左上から時計回り)エチゴキジムシロ、ヤマトグサ、キクザキイチゲ、ヒトリシズカ

撮影/'14.5.24

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