イワカガミ [山で出逢った花]
<新潟県阿賀野市・五泉市> 山を登っていると、頂上近くで急登が待ち構えているということがあります。そこまでかなりの距離を登ってきたので、精神的にも体力的にもキツい。そんなとき、足元に小さな花が健気に咲いていると、再び元気が湧いてきます。よく見かけるのが、イワカガミです。イワウメ科の常緑多年草で、「岩鏡」という名は、岩場に生え、円形の葉が硬く光沢があることから。光沢のある葉は、花が咲いていなくても目に付くので見つけやすい。イワカガミは葉の間から1本の長い花茎を伸ばし、3〜10輪の漏斗状の花を付けます。花色は濃い紅色から白まであり、花先が細かく裂けているのが特徴です。
近くの1000mほどの山によく登るのですが、頂上近くでこのイワカガミをよく見かけます。阿賀野市に、5つの峰を持つことからその名がある「五頭山」があります。田中澄江が著した「花の百名山」にも選ばれ、代表的な花として挙げられているのがオオイワカガミ。この五頭山には何度か登っているのですが、今までイワカガミが咲いているところに遭遇したことはありませんでした。今年、隣にそびえる菱ヶ岳に、例年だとヒメシャガが咲く時期ということで登ることにしました。しかし、今年は雪解けが早く、花も早かったようです。
せっかくなので、この菱ヶ岳から五頭山へ縦走することに。多少のアップダウンはあるものの、歩きやすい縦走路です。花があまり咲いてないなと思っていると、ついにイワカガミに遭遇。濃いピンクのイワカガミはよく見るのですが、白は初めてだったので写真に撮りました。白いイワカガミも清楚な感じで美しい。
近くの1000mほどの山によく登るのですが、頂上近くでこのイワカガミをよく見かけます。阿賀野市に、5つの峰を持つことからその名がある「五頭山」があります。田中澄江が著した「花の百名山」にも選ばれ、代表的な花として挙げられているのがオオイワカガミ。この五頭山には何度か登っているのですが、今までイワカガミが咲いているところに遭遇したことはありませんでした。今年、隣にそびえる菱ヶ岳に、例年だとヒメシャガが咲く時期ということで登ることにしました。しかし、今年は雪解けが早く、花も早かったようです。
せっかくなので、この菱ヶ岳から五頭山へ縦走することに。多少のアップダウンはあるものの、歩きやすい縦走路です。花があまり咲いてないなと思っていると、ついにイワカガミに遭遇。濃いピンクのイワカガミはよく見るのですが、白は初めてだったので写真に撮りました。白いイワカガミも清楚な感じで美しい。
隣町の五泉市に「菅名岳」・「大蔵山」・「鳴沢峰」という3つの山頂をもつ大きな山塊があります。ここにも頂上近くにイワカガミの群生がありました。前を歩いている人が、突然立ち止まってしゃがみ込み、写真を取り始めたので何だろうと思ったら、イワカガミでした。この花は人気がありますね。似たような花で、イワウチワという花にも出逢いました。イワカガミかと思って撮ったのですが、帰ってから家でパソコンに取り込んで確かめると、イワウチワだったのです。イワウチワもイワウメ科ですが、1本の花茎に淡い紅色の花を1輪付けます。名前は、岩場に咲き、葉の形がうちわに似ていることから。もう少し山野草に詳しいと、登山も楽しくなると思うのですが、まだまだ登るのに必死で余裕がないのが現状です。
撮影/'16.5.14・6.11
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