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イネ [作物の花]

<新潟県南魚沼市>イネ01.jpg 米どころ新潟で生まれ育ったせいか、正直な話、ごはんが特別おいしいと思ったことはあまりありません。けれど、他県へ行ったりすると、贔屓かもしれませんが、新潟の米はやはりおいしいと納得してしまいます。仕事でも昨年秋から、米に関する取材が多く、おもしろい話をたくさん聞きました。新潟では来年から「新之助」という新品種が一般に出回ることになっています。さて、どんな味なのか、楽しみです。そのほかにも、コシヒカリの突然変異で生まれた「いのちの壱」、寿司専用米「笑みの絆」、お弁当に適した米「みずほの輝き」、カレー専用米「華麗舞」、リゾット専用米「和みリゾット」など、注目したい米の品種がいろいろあります。

イネ02.jpg 最近は、山形の「つや姫」や北海道の「ゆめぴりか」など、各県のブランド米が評判ですが、中でも人気が高いのが「コシヒカリ」です。全国各地でつくられていますが、新潟県産、中でも魚沼産コシヒカリは別格として扱われています。しかし、誕生当初は病気に弱く、すぐに倒れてしまうため、農家からは敬遠されました。そうした中、熱心に栽培に取り組んだのが、現在の南魚沼市六日町の農家の人たち。南魚沼のがんばりがなかったら、コシヒカリは品種登録されずに、歴史の中に埋もれてしまったかもしれません。

イネ03.jpg 南魚沼市六日町に「魚沼コシヒカリ発祥の碑」があるというので探したのですが、教えてもらった道がちょうど工事中で、回り道をしたらわからなくなってしまいました。右往左往して出たのが、清流魚野川が横を流れる田んぼ。朝のやわらかな日差しを浴びて輝く緑の田んぼは、ちょうど開花を迎えていました。

イネ04.jpg 田んぼはどこでも見られますが、イネの花を見たことがある人は、あまりいないかもしれませんね。イネの花は天気のいい日、午前10時頃に一斉に咲きます。茎の先から穂が出ると開花が始まり、一つの穂が47日かかって開花して結実します。花びらはありませんが6本の雄しべがあり、花粉がある葯は白色。開花後は約3540日で成熟し、収穫できるようになります。

イネ05.jpg

 ふと思い立って、高い位置から田園風景を見ようと、スキー場のゲレンデに上ってみました。魚沼の山々、魚野川、高速道路、民家、そして緑から黄金色に変わりつつある田んぼが一望できます。見なれているせいもあるけれど、やはり田んぼの風景が一番落ち着きます。さて、お腹も空いたし、昼ごはんでも食べに行くとしますか。

撮影/'00.8.15

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