チンゲンサイ [野菜の花]
<新潟県新潟市> あっという間に、畑が住宅地に変わってしまいました。今の場所に引っ越してきた10年前、周囲にはまだ畑がたくさんありました。すぐ前もカボチャ畑で、近くにはネギやキャベツの畑もあったのですが……。近くの大型スーパーの裏にも、遊休地や畑、田んぼが広がっていました。イネやカボチャなどの花をここら辺りで撮った記憶があります。新しい施設が建つと、ずっと見慣れていたはずなのに、以前は何がそこにあったのかわからなくなるから不思議です。
散歩していると、花が満開になっている畑がありました。そんなに広くないので、おそらく個人の畑でしょう。さまざまな花が列になって咲いていて、野菜の花に違いありません。中でも、ひときわ鮮やかな黄色の花を咲かせていた一角がありました。菜の花のようですが、よく見るナタネとは違うようです。次の日、カメラを持って再び畑を訪れると、畑の持ち主らしきお母さんがいたので、何の花か訊いてみました。答えは「チンゲンサイ」。忙しくて収穫できずにいたら、花が咲いてしまったとのこと。お母さんにとっては、収穫できずにおいしいチンゲンサイを食べ損なったのは残念ですが、おかげで貴重な花を家のすぐ近くで労せず見ることができました。
チンゲンサイはアブラナ科の中国野菜。葉は丸みを帯び、お尻の部分が張って愛らしい姿をしています。耐暑性が強く、ビタミンやミネラルをバランスよく含む、栄養豊富な野菜です。お浸し、和えもの、クリーム煮など、幅広く利用できます。冬の低温に当たり、春になって気温が徐々に上がって暖かくなると、一気にとう立ちするのがアブラナ科の野菜の特徴で、この鮮やかな花色が目を引くチンゲンサイのほかにも、畑にはとう立ちしたキャベツ(下左)やダイコン(下右)が花を咲かせ始めていました。
散歩していると、花が満開になっている畑がありました。そんなに広くないので、おそらく個人の畑でしょう。さまざまな花が列になって咲いていて、野菜の花に違いありません。中でも、ひときわ鮮やかな黄色の花を咲かせていた一角がありました。菜の花のようですが、よく見るナタネとは違うようです。次の日、カメラを持って再び畑を訪れると、畑の持ち主らしきお母さんがいたので、何の花か訊いてみました。答えは「チンゲンサイ」。忙しくて収穫できずにいたら、花が咲いてしまったとのこと。お母さんにとっては、収穫できずにおいしいチンゲンサイを食べ損なったのは残念ですが、おかげで貴重な花を家のすぐ近くで労せず見ることができました。
チンゲンサイはアブラナ科の中国野菜。葉は丸みを帯び、お尻の部分が張って愛らしい姿をしています。耐暑性が強く、ビタミンやミネラルをバランスよく含む、栄養豊富な野菜です。お浸し、和えもの、クリーム煮など、幅広く利用できます。冬の低温に当たり、春になって気温が徐々に上がって暖かくなると、一気にとう立ちするのがアブラナ科の野菜の特徴で、この鮮やかな花色が目を引くチンゲンサイのほかにも、畑にはとう立ちしたキャベツ(下左)やダイコン(下右)が花を咲かせ始めていました。
葉菜類のとう立ちは、種採り目的か収穫し忘れでないと見られないので、とても貴重です。少なくなったとはいえ、少し散歩がてら足を伸ばすと、この辺にも畑がまだ広がっています。米どころ新潟は田んぼがどこまでも続いて、独特の風景をつくり出していますが、野菜も人気の高い枝豆やナス、トマトなどの畑は多いです。農家がつくるそうした畑に混じって、市民農園もあり、定期的に脇を通ると、蕾だったものが花が咲いたり、花が散って実ができてきたり。畑で野菜を育てている人は、収穫はもちろん、そうした生長の過程も楽しいのかもしれませんね。
撮影/'11.4.30
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