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オオムギ [作物の花]

<京都府亀岡市>オオムギ01.jpg この夏も暑かったぁ。迷走台風あり、○○年に一度の豪雨あり、ちょっとおかしな夏でもありました。暑さでカラカラに乾いた喉を潤してくれたのがムギ茶やビールです。ムギ茶、ビールの原料はオオムギ。オオムギは中央アジア原産でイネ科の穀物。ムギ茶には六条オオムギ、ビールには二条オオムギが使われます。ビールの原料にするのはオオムギを発芽させた麦芽。ちなみに、大びん1本のビールをつくるためには、オオムギ約100gが必要だそうです。

オオムギ02.jpg 現在、日本ではその約8割が輸入麦芽だとか。ということは、国内産も2割ほどあるということです。テレビだったか雑誌だったか忘れましたが、京都府亀岡市でオオムギが栽培されているのを知りました。市役所に問い合わせると、作付場所を記した地図や写真まで添え、親切ていねいに教えていただきました。亀岡では、大手ビール会社との契約 (100)で、アサカゴールドという二条オオムギを栽培しているそうです。

オオムギ03.jpgオオムギ04.jpg 京都駅から山陰本線で亀岡駅へ。駅を出ると多くの通勤客が左右に散っていきます。そうか、今日はウィークデーか。通勤というものから遠ざかって久しいため、なんだか妙な感覚です。通勤客らと分かれ、一人、駅にほど近い踏み切りを渡って駅裏の方に出ます。そこには、田んぼが広がっていました。いや、新潟で見慣れているので一面の田んぼかと思いましたが、ムギ畑のようです。風が強く、穂先が激しく揺れています。しばらく畑や風景を眺めていると、雲が切れ、日が差し始めました。さっきまで雨も落ちていたのに、運が向いてきたようです。桂川を渡って保津町を抜けると、一面にムギ畑が広がっていました。どうやら花は終わったようで、穂先が赤く色づき始めています。これはこれで美しい風景なのですが、目的はオオムギの花です。いつの間にか雲が遠ざかり、空がすっきり晴れ渡ってきました。

オオムギ05.jpg しばらく、ムギ畑でヒバリのさえずりなどを聞きながら、ボーッとしていました。花が終わってしまったならしょうがない、あきらめて帰ることに。駅へと向かう途中、一角の畑が目に止まりました。近づいてみると、なんと花が咲いています。やはり、運が向いてきたようです。近づいてみると、白い葯をつけた雄しべが日差しを受けて、キラキラ輝いているように見えます。花が終わってしばらくすると、収穫時期です。ここのオオムギを原料にしたビール、皆さんも飲んでいるかもしれませんね。

撮影/'00.5.11

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