オクラ [野菜の花]
<高知県香美市> 主婦4人で土地を借り、家庭菜園をやっているという畑が、近所にあります。そこではナスやジャガイモ、ネギ、食用菊、サトイモなど、さまざまな野菜が育てられていて、「畑の花」に興味があったこともあり、脇を通るといつも畑の様子を見ていました。あるとき、フヨウに似た清楚な花がポツンと咲いていたので、ちょうど畑仕事をしていたお母さんに訊いてみると、オクラだというのです。和え物くらいしか食べ方は知らないけど、あのネバネバとした食感と花のイメージが結びつかず、驚いたのですが、よく見るとすぐ横にオクラの実がなっていました。人は見かけによらないといいますが、野菜の花も見かけによらないものです。
高知県香美市土佐山田町は、このオクラの産地。とはいえ、幹線道路沿いに町を小一時間ほどあっちこっち走り回ったものの、なかなかオクラの畑は見つかりません。ならばと脇道にそれ、小道を入っていくと、ありました、ありました。畑では、農家のご夫婦がオクラの収穫の真っ最中。畑ではオクラの花と実の両方が、一本の茎の中で同居しています。了解を得て写真を撮っていると、「昨日だったら、花が満開だったのにねぇ」とお母さん。聞けば、日によってたくさん花が咲く日と、少ない日があるのだとか。植物の生態って、ホント不思議です。
オクラの花は淡い黄色で、芯の部分がエンジ色。一日花で、朝咲き、午後には萎んでしまいます。花が咲いた後1週間ほどで実をつけ、未熟なうちに摘み取り、野菜として食べます。だから、次から次へと実がなり、毎日収穫することになるというわけです。でもこれ、完熟させるとどんなふうになるんでしょう? そういえば、キュウリやピーマンも未熟なうちに収穫するけど、完熟させたものって出回りません。誰かが未熟なうちに食べておいしかったから今のような食べ方になったんでしょうけど、そう考えるとおもしろいですね。
オクラはまだ背丈が30cmほどで腰をかがめながらの難儀な収穫ですが、シーズンの終わりごろになると、人の背丈ほどにもなり、収穫は割と楽になるそうです。ご夫婦は黙々とオクラを摘み採っていきます。畑を訪ねまわっていつも思うんですが、農家の方は仲がいいご夫婦が多いですね。写真を撮らせてもらってお礼を言わなければならないのに、帰りにお父さんからたくさんオクラをいただきました。うれしいと思ったのですが、さすがにこの量は……。食べきれるかなぁ。
高知県香美市土佐山田町は、このオクラの産地。とはいえ、幹線道路沿いに町を小一時間ほどあっちこっち走り回ったものの、なかなかオクラの畑は見つかりません。ならばと脇道にそれ、小道を入っていくと、ありました、ありました。畑では、農家のご夫婦がオクラの収穫の真っ最中。畑ではオクラの花と実の両方が、一本の茎の中で同居しています。了解を得て写真を撮っていると、「昨日だったら、花が満開だったのにねぇ」とお母さん。聞けば、日によってたくさん花が咲く日と、少ない日があるのだとか。植物の生態って、ホント不思議です。
オクラの花は淡い黄色で、芯の部分がエンジ色。一日花で、朝咲き、午後には萎んでしまいます。花が咲いた後1週間ほどで実をつけ、未熟なうちに摘み取り、野菜として食べます。だから、次から次へと実がなり、毎日収穫することになるというわけです。でもこれ、完熟させるとどんなふうになるんでしょう? そういえば、キュウリやピーマンも未熟なうちに収穫するけど、完熟させたものって出回りません。誰かが未熟なうちに食べておいしかったから今のような食べ方になったんでしょうけど、そう考えるとおもしろいですね。
オクラはまだ背丈が30cmほどで腰をかがめながらの難儀な収穫ですが、シーズンの終わりごろになると、人の背丈ほどにもなり、収穫は割と楽になるそうです。ご夫婦は黙々とオクラを摘み採っていきます。畑を訪ねまわっていつも思うんですが、農家の方は仲がいいご夫婦が多いですね。写真を撮らせてもらってお礼を言わなければならないのに、帰りにお父さんからたくさんオクラをいただきました。うれしいと思ったのですが、さすがにこの量は……。食べきれるかなぁ。
コメント 0