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クローバー [ハチミツの花]

<北海道北見市・訓子府町>クローバー01.jpg クローバーやタンポポが生えていた空き地や原っぱも、最近はあまり見かけなくなりました。今、まとまって見られるのは、牧草地が広がる北海道くらいでしょうか。その北海道でも、クローバーは減っているそうです。酪農家は牧草地をつくるのに、イネ科の牧草に足りないタンパク質やビタミンを補うため、クローバーなどのマメ科を混播で植えて牧草をつくります。ところが最近は、マメ科ではあるけれど背丈が高くて飼料価値に優れたアルファルファだけを植えるようになったのです。

クローバー02.jpg 北見市を訪れたのは6月29日。クローバーはすでに咲いていましたが、この日の最高気温は13℃ほど。いくら北海道とはいえ、6月末にこの気温は予想外。この寒さではミツバチたちも元気がありません。異常気象と片付けてしまえば簡単ですが、どこかおかしい。翌日、かろうじて正午過ぎに20℃ほどに。前日に訪れた巣箱が置かれた場所を訪ねると、元気にミツバチたちが飛びまわっていてひと安心です。多くはニセアカシアの方に行っているようですが、巣箱の周辺にクローバーが少し群生しているので、ここでミツを集めているのもいます。

クローバー05.jpgクローバー03.jpg クローバーの和名は「ツメクサ」。これは昔、荷物を梱包する際に、緩衝材としてクローバーを詰めていたことから。白い花を咲かせるホワイトクローバーがおなじみですが、少し大柄な赤紫の花を咲かせるレッドクローバーもあります。冷涼で湿潤な気候を好み、3050ほどの小花を球形につけるクローバー。そのハチミツは、世界的には最も生産され、親しまれています。ハチミツの風味もよく、マイルドな甘さが特徴です。

クローバー04.jpg 北見市の隣の訓子府町と陸別町の境あたりで、まだ刈り取られていない牧草地を発見。背の高い牧草が一面を埋めていますが、赤いレッドクローバーがアクセントのように顔をのぞかせていました。よく見ると、背の低いホワイトクローバーも、背の高い牧草の間に見え隠れしています。しばらく眺めていたら、ミツバチが1匹、レッドクローバーに留りました。人の目線で横から見ていると背の低いクローバーは見つけにくいものの、真上からなら案外簡単に見つけられるのかもしれません。一度刈り取った牧草地では、ホワイトクローバーがいち早く芽を吹いて花を咲かせるので、写真を撮るならそのときがいいかもしれないと、北海道の養蜂家が言っていました。一面クローバーの花が咲いた牧草地、一度見てみたいものです。

撮影/'08.6.2930

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